<9日目 10月15日>

うー。なんかだる〜い。疲れがでてきたのかなあ。ボーーっとするなあ。頭も痛い。気持ちも悪い。


朝目覚めると、どうしようもない倦怠感に襲われました。今日は<ルクソール神殿>に行って、カイロ行きの列車の切符を買って・・・といろいろやることがある日なのに、なんだか身体がダルくてしょうがないよお。


友人M 「どうしたのー?」
私   「うーん。なんかダルいんだよねえ。」
友人M 「熱でもあるんじゃないの? どれどれ・・・(と私の額に手のひらを当て)
      うわ!」
私   「な、なに?」
友人M 「こりゃ、あるわ。熱。」
私   「な、なんですと!!」
友人M 「今日はあんまり無理しないほうがいいね。なんなら、私1人で切符買って
      来ようか?」
私   「だ、だ、大丈夫だよお。行くよお(焦)」
友人M 「そーお? んじゃ、気分悪くなったらすぐ言ってよね。」
私   「う、うん・・・。」


とは言ったものの、やっぱりなんとなく具合悪い。日射病かなあ。でも、ルクソール神殿は見たかったので、行くことにしました。日光対策は、万全にしとかなきゃ! 帽子帽子! サングラスも!


朝御飯も、なんとなく食欲無い。この私が、食欲無いだなんて! 自分でもショック。


<ルクソール神殿>はナイル川沿いのナイル通りを下ったところ。ホテルから歩いて行ける距離だけど、せっかくだから、再び馬車で行くことにしました。料金は3ポンド。ちょっとボラれたかな? 


神殿の周りには、旅行案内所やルクソール駅、旅行代理店、土産屋もあって、周辺で一気に用事を済ますことができてとっても便利。


さてさて、入場料は10ポンド。入り口付近にはドドーンとオベリスク。昔は2本建っていたそうですが、今は1本だけ。あとの一本はパリのコンコルド広場に建っているそうです。そして、その昔この神殿は、町の北にある<カルナック神殿>と参道で結ばれていたそうです。こういう話を聞くと、原形を見てみたくなりますね♪





<ルクソール神殿>入口にて
1本だけのオベリスク










神殿内部を歩いて行くと・・・あ〜ら。またしても、柱、柱、柱だらけ〜〜〜!! どこを見ても柱。地震が起きないことを祈ろう。ここでこれがゼ〜ンブ崩れたら、痛いじゃすまないっ! そして首が落ちた像もたっくさ〜んありました。





神殿内部
柱、柱、はしら〜!















かわいそうにも首が落ちた像。
でも首にも台座が。








そして、ここのレリーフの人物像も、顔が削り取られていました。これ・・・削る時ってどういう心境なんでしょうねえ。





顔が削りとられた柱のレリーフ












中心部には列柱廊が。鉄パイプが組まれていたけど、修復中なのかしらん? そして、ここには、道のドまん中に「ヘ〜イ! 写真とってやるぜ〜イ!」ってなオニイサマが、店開き。こんなドまん中で。撮ってもらってる間、他の客はみんなカニ歩きでよけて歩かなきゃいけなくって、ちょっとジャマ(笑)。でも、ここで撮ってもらったら、柱が足元しか入らなそうなんだけどな。そこはツッコんじゃダメなのかしら(笑)








列柱廊のドまん中の写真屋

右奥にちいさくモスクの屋根が。
見えるかな?

















ここの神殿の中には、<アブ・ハル・ハッジャージ・モスク>が建っています。要は、遺跡の中をブっ壊して建てた、現代のモスク。新旧一体型の遺跡なんですねえ。しかも、むかあしのキリスト教徒が礼拝堂に改築した部分もあって、なんだかようわからん(笑) なんともエジプトらしいっていう・・・。<カルナック神殿>のドデカさの陰に隠れて、いまいちジミな<ルクソール神殿>。でも、一見の価値はあると思うなあ。



さて、<ルクソール神殿>を後にした私たち、カイロ行きの切符を買うついでに、街をブラつくことにしました。


切符って、どこで買えばいいんだ? 長距離だから、やっぱ旅行会社かしら。駅も近いけど。とりあえず、旅行代理店に入ろう! ・・・と意気込んでいたら、すぐ見つかりました。代理店。


私たち 「あの〜」
代理店 「ハイハイハイハイ、何でしょう?(にこにこ顔)」
私たち 「カイロ行きの列車の切符が欲しいんですけど・・・」


ここで、私たちの脳裏には、日本の旅行代理店の人の言葉がよぎりました。日本人には危険だから売ってくれないって言ってたよなあ。確か。大丈夫かなあ・・・。(編集注:準備編を御覧下さいね♪)


代理店 「なあんだ、切符なら、駅で買えるよ。ルクソール駅に行ってごらん。」
私たち 「あ、ありがとうございますっ(ホッ)」


なあんだ、駅で買えるんじゃ〜ん♪ 早速私たちは、言われたとおり<ルクソール駅>へ向かいました。


道の途中で写真をパチリ。町並みが、他のところと違って、本当にオシャレ。なんか、エジプトっていうよりヨーロッパのどこかみたい。横道に入ると、アパート街。お土産屋や、ジュース屋やなんかもいっぱい。ナイル川沿いは高級ホテル街なので、ナイル川沿いとは全く違う風景がここにはありました。やたらと背の高〜い街灯、馬車、バルコニーに干された洗濯物、歯医者さん(ちょっとコワイ)、自転車で荷物を運ぶ少年、道を眺めるオジサマ・・・。ここにいると、ルクソールに住む人々の生活の息吹が聞こえてくるようです。時間もなんとゆっくり流れていることでしょう。ウラヤマシイ!!!





ルクソールの街並み

なかなかきれいで、ヨーロッパ調。











ルクソール駅に着いてみると、切符売り場には何人か並んでいました。うまく買えるかなあ・・・なんて心配は無用。意外にアッサリ買えちゃいました。なあんだ、いとも簡単に買えるんじゃ〜ん♪ ざまあ見たか! 日本の旅行代理店め! ふっふっふ〜(←その後の悲劇も知らずに威張るドシロウト)



この切符、自動改札が導入される前の日本のJRの切符みたい。分厚くてちっちゃくて、無くしそう。明後日の出発まで大事にしとかなきゃ。金額は48ポンド。安い! 「地○の歩き方」に、スペイン製の新車両は48ポンドって書いてあるけど、それかなあ? 切符の裏には、キタナ〜イ字で何やら数字が書いてありました。どうやら、「No.981 1号車 11:30発」という意味らしい。本当かどうかわからんけど(笑)


この列車に乗った時の悲劇は、のちほどタップリ皆様にお伝えするとして、切符を手に入れホクホク顔の私たちは、いったんホテルへ戻り、食事をすることにしました。


ホテルのレストランで、スパゲッティ、本日のパスタ、オレンジジュース、ネスカフェ、クリームキャラメル(甘いもの魔王の友人Mのお気に入り♪)などなどを注文し、合計46ポンドくらい。日本円で1380円と考えると十分安いんだけど、こっちの貨幣価値からすると、やっぱホテルの食事はもんのすごく高いっすね。味もまあまあ。つうか、具合悪いってのに、こんなに食うんかい!

そして、帰りにフロントに寄り、熱冷ましをもらうことにしました。


私    「あの〜、熱があるので、薬が欲しいんですけど、ありますか?(in
      English)」
フロントのねえさん「??」
私    「え〜っと、熱、熱! フィーバー!!(と額に手を当てる)」
フロントのねえさん「Oh!  フィーバー?? オウ、ノウ、ジャスト ア モーメント」


と言って、薬を出してくれました。


フロントのねえさん「njfraifiaojfj!mwhjwjriwji!(猛烈な早口のエジプト訛りの英語)」
私   「???(聞き取るだけで全力投球)・・・は、はい、はい、御親切にありが
     とう。」


どうやら飲み方を説明してくれたらしいけど、さっぱりわからなかった(泣)


2人で部屋に戻り、休憩。・・・休憩といっても、もう身体が動かないので、このまま寝ることにしました。なんたって、明日はルクソール最大の観光日。西岸の遺跡巡りをする日です。今日倒れてる場合じゃありません。明日のために十分身体を休めないと。友人Mは心配顔。


友人M 「ねえ、明日ほんとに大丈夫? 行ける? 暑いよ、西岸は。」
私   「うん、大丈夫。今日はゆっくり寝る。」
友人M 「明日、どうやって遺跡まで行く? ロバ? ラクダ?」
私   「ロバ乗りたいねえ。」
友人M 「まあ、明日の具合をみて決めようか。タクシーの方が楽かもしれな
      いし。」
私   「そうだね。」


朝よりも熱が上がってきたみたい。明日はほんとに大丈夫なのかしらん。だって、ルクソールには西岸を見に来たようなものだもの。その西岸が見れなかったら、何のために来たんだか(泣)


ベッドに這いつくばり、水のペットボトルを額に当てて、濡らしたタオルを首に当てて、もう見るからに病人の私。気のせいか、呼吸まで苦しくなってきたような・・・。うう〜。日射病がこんなに辛いもんだなんて、ナメてかかっちゃダメですね。ほんとに。ルクソールの日射しはハンパじゃありません。これ以上悪化したら間違い無く医者のお世話に。やだよお。勘弁してくれ。それだけは。気力で治したるゼイ!!


今日は珍しく買い物も水と切符だけ。まあ、こんな日があってもいいよね。長い旅なんだもん。


ロバに乗った自分の姿を想像しつつ、おやすみなさい・・・。



(次ページは「ルクソール西岸編」です。どうぞ、お楽しみを・・・・。)